2015年01月13日
ファシリテーション辞典 7.ブレインストーミング
たぬき「次にご紹介したいのが『ブレインストーミング』です。
これは有名なのでお二人とも聞いたことがあるでしょ。」
うさこ「ブレインストーミング・・・そんな名前のお菓子があったかしら?」
コン太「おい、いい加減食べ物から離れろよっ!
えぇ、確かに聞いたことがありますし、村おこし会議でも活用していますよ。
確か時間を決めて意見をどんどん出し合うっていうヤツですよね。」
たぬき「そう、ブレインストーミングは会議ではよく使われる手法ですよね。
できるだけ多くの人から多岐にわたる意見を引き出したいときに
一番使われる手法でしょう。
出されたアイデアに触発されて、発想がどんどん引き出されていきますから、
とても使いやすくて効果が高い手法です。
ではブレインストーミングにはどのようなルールがあるかは把握していますか?」
うさこ「はいっ!
確かですね、
・人の言った意見に対して反論しない
・一つの意見を深堀せずに、どんどん意見を出し合う
・制限時間とか意見を出す数を決めておく
っていうことじゃなかったですか?」
たぬき「おぉっ、うさこさんすごい!
どこかで勉強したんですか?」
コン太「おい、それって確かこの前オレがおまえに教えたんじゃなかったっけ?
村おこし会議に行く前におまえをしっかりと仕込んでおかないと
恥をかくのはオレだからなぁ・・・」
たぬき「ってことは、コン太さんはしっかりと把握しているようですね。
ではブレインストーミングでファシリテーターは
どんな役割をすればいいと思いますか?」
コン太「そうですね・・・
意見を引き出しやすくするために、何か工夫が必要ですね。
でもちょっと思いつかないなぁ~」
うさこ「はいっ!私だったらこんなことをやりますっ!
・何の意見を出すのか、目的を最初にはっきりさせる
・どんどん出された意見を、一つ残らず記録する
・意見が出るように参加者を励ます
・人の意見を批判した人に注意をする
・意見が止まったら、別の角度から考えるようにヒントを出す
・何か言いたそうな人に注意をして意見を引き出す
・意見をなかなか出さない人は直接指名して聞いてみる
どうですか、たぬき先生!」
たぬき「う、うさこさんってときどきすごく鋭くなりますね。
もうそれ以上いうことはありませんよ。
まあ、強いていえば大人数でのブレインストーミングになると
意見がたくさん出過ぎちゃうので
・専属の書記を使う
・付箋紙などに意見を書いてもらうようにする
という工夫もありますね。
特に付箋紙に書いてもらうと、あとでグルーピングして
意見の整理に使えたりしますので便利ですよ。」
うさこ「あ、それおもしろそう!
ねぇコン太先輩、今度会議でやってみましょうよ。
きっと盛り上がりますよぉ~!」
コン太「うん、そうだな。
これは是非試してみよう。」
たぬき「そうですね、是非トライしてみて下さいよ。
ところでブレインストーミングでは『人の意見に対して批判しない』
という原則があります。
これはどうしてかわかりますか?」
うさこ「あ、そういえばそうだな。
あんまり考えたことないですね。どうしてなんですか?」
コン太「あ、そういえば昔こんな経験したことがありますよ。
ブレインストーミングではなかったんですけど、
私の上司が『何でもいいから自由な発想で意見を出してくれ』って言ったんです。
私もまだ新人時代だったから、常識の枠にとらわれない発想をしたんですよ。
あまり実現性のないものではありましたけどね。
そしたらその上司、
『そんなのはできっこないだろ。もっと実現性の高いものを出せ!』
って言いだしたんですよ。
自由な発想でっていったにもかかわらず、そんなふうに言われちゃうと
それ以上意見を言いたくなくなりましたよ。ちょっと矛盾してますよね、これって。」
たぬき「そう、その通りなんですよ。
人は自分が出した意見に対して批判されると、
それ以上意見を出そうという意欲が失われちゃいます。
またコン太さんの経験のように『実現性がない』なんて言われちゃうと、
思考の幅がこれ以上広がらなくなりますからね。
問題解決の答えは、いまある常識の枠を超えたところに眠っているものなんです。
そのため、どんなばかげた意見でもしっかりととらえることが必要なんですね。」
コン太「そうそう、私もそう思いますよ。
そのためにもファシリテーターによる意見を引き出すための誘導は必要なんですね。」
うさこ「ブレインストーミング、とても楽しみっ!
ねぇ、早く会議を開きましょうよ、ねっ!」
コン太「あせるなっ、まだたぬき先生に聞くことがたくさんあるんだから。
ね、たぬき先生。よろしくお願いします。」
『ブレインストーミング』やってみたくなりましたか?次に出てくるのはなんでしょうね?
これは有名なのでお二人とも聞いたことがあるでしょ。」
うさこ「ブレインストーミング・・・そんな名前のお菓子があったかしら?」
コン太「おい、いい加減食べ物から離れろよっ!
えぇ、確かに聞いたことがありますし、村おこし会議でも活用していますよ。
確か時間を決めて意見をどんどん出し合うっていうヤツですよね。」
たぬき「そう、ブレインストーミングは会議ではよく使われる手法ですよね。
できるだけ多くの人から多岐にわたる意見を引き出したいときに
一番使われる手法でしょう。
出されたアイデアに触発されて、発想がどんどん引き出されていきますから、
とても使いやすくて効果が高い手法です。
ではブレインストーミングにはどのようなルールがあるかは把握していますか?」
うさこ「はいっ!
確かですね、
・人の言った意見に対して反論しない
・一つの意見を深堀せずに、どんどん意見を出し合う
・制限時間とか意見を出す数を決めておく
っていうことじゃなかったですか?」
たぬき「おぉっ、うさこさんすごい!
どこかで勉強したんですか?」
コン太「おい、それって確かこの前オレがおまえに教えたんじゃなかったっけ?
村おこし会議に行く前におまえをしっかりと仕込んでおかないと
恥をかくのはオレだからなぁ・・・」
たぬき「ってことは、コン太さんはしっかりと把握しているようですね。
ではブレインストーミングでファシリテーターは
どんな役割をすればいいと思いますか?」
コン太「そうですね・・・
意見を引き出しやすくするために、何か工夫が必要ですね。
でもちょっと思いつかないなぁ~」
うさこ「はいっ!私だったらこんなことをやりますっ!
・何の意見を出すのか、目的を最初にはっきりさせる
・どんどん出された意見を、一つ残らず記録する
・意見が出るように参加者を励ます
・人の意見を批判した人に注意をする
・意見が止まったら、別の角度から考えるようにヒントを出す
・何か言いたそうな人に注意をして意見を引き出す
・意見をなかなか出さない人は直接指名して聞いてみる
どうですか、たぬき先生!」
たぬき「う、うさこさんってときどきすごく鋭くなりますね。
もうそれ以上いうことはありませんよ。
まあ、強いていえば大人数でのブレインストーミングになると
意見がたくさん出過ぎちゃうので
・専属の書記を使う
・付箋紙などに意見を書いてもらうようにする
という工夫もありますね。
特に付箋紙に書いてもらうと、あとでグルーピングして
意見の整理に使えたりしますので便利ですよ。」
うさこ「あ、それおもしろそう!
ねぇコン太先輩、今度会議でやってみましょうよ。
きっと盛り上がりますよぉ~!」
コン太「うん、そうだな。
これは是非試してみよう。」
たぬき「そうですね、是非トライしてみて下さいよ。
ところでブレインストーミングでは『人の意見に対して批判しない』
という原則があります。
これはどうしてかわかりますか?」
うさこ「あ、そういえばそうだな。
あんまり考えたことないですね。どうしてなんですか?」
コン太「あ、そういえば昔こんな経験したことがありますよ。
ブレインストーミングではなかったんですけど、
私の上司が『何でもいいから自由な発想で意見を出してくれ』って言ったんです。
私もまだ新人時代だったから、常識の枠にとらわれない発想をしたんですよ。
あまり実現性のないものではありましたけどね。
そしたらその上司、
『そんなのはできっこないだろ。もっと実現性の高いものを出せ!』
って言いだしたんですよ。
自由な発想でっていったにもかかわらず、そんなふうに言われちゃうと
それ以上意見を言いたくなくなりましたよ。ちょっと矛盾してますよね、これって。」
たぬき「そう、その通りなんですよ。
人は自分が出した意見に対して批判されると、
それ以上意見を出そうという意欲が失われちゃいます。
またコン太さんの経験のように『実現性がない』なんて言われちゃうと、
思考の幅がこれ以上広がらなくなりますからね。
問題解決の答えは、いまある常識の枠を超えたところに眠っているものなんです。
そのため、どんなばかげた意見でもしっかりととらえることが必要なんですね。」
コン太「そうそう、私もそう思いますよ。
そのためにもファシリテーターによる意見を引き出すための誘導は必要なんですね。」
うさこ「ブレインストーミング、とても楽しみっ!
ねぇ、早く会議を開きましょうよ、ねっ!」
コン太「あせるなっ、まだたぬき先生に聞くことがたくさんあるんだから。
ね、たぬき先生。よろしくお願いします。」
『ブレインストーミング』やってみたくなりましたか?次に出てくるのはなんでしょうね?
Posted by ひろさん at 12:00│Comments(0)
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